3年位前に、社会福祉法人が運営している相談センターに、心理士としてお手伝いに行っていた時期があった。そこのフロアマネージャーは施設(社福)で20年以上勤務してきたベテランのソーシャルワーカーだった。利用者からの評判は良い人でもあった。
が、人材採用/配置のセンスがなかった。専門職(福祉系/心理系で学士か修士位の人)を中心に常勤/非常勤合わせて10名程度で構成されていた。この構成も十分に問題はあったのだが、これは置いておくとして。。。
その下に、この人達のアシスタントとして事務補助業務のスタッフをパートで採用したのである。大卒で元キャビンアテンダントの美人な女性で、事務の経験も2年程度はあったようだった。ここ数年は、子育て中だったようで、ブランクがあったため、地元の非営利相談センターにエントリーしていた様だった。
このパートの女性は、1週間で辞めていった。私と20代の心理士は「当然だよね」と言っていた。でも、このマネージャーは、これらのミスマッチには気がつけていない様だった。社会人(会社員など)としての経験がないというのは、こんなに一般人との認知のズレが出て来てしまうのか、恐ろしいとその当時は思っていた。
ビジネスの世界で最高の接客能力を持ち、高い評価をされていたであろう彼女を、ビジネスの香りが全くしないインテリおばさん集団(広義の意味では私もこの中の1人だけど)の下につけて、仕事をさせようとしても、上手くいかない。どちらも仕事がやりづらくなるだけだろう。しかも、マネージャーは就労担当という肩書きもあったように思う、もう、何と申し上げたら良いのだろうか。。。
まあ、彼だけではなく、非営利の団体の8割以上は、こんな感じだとは思うので、今の日本では致し方ないのだと思うけど。。。やはり問題はありだよねというお話。
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