4年位前にカウンセラー登録していたカウンセリングルームが都内にあった。商社(親会社)がバックボーンで100%出資の子会社化している会社(小会社)の1事業としてそれは行われていた。親会社も小会社もA社長(60代位の男性)が業務を行っていた。そのカウンセラー事業の事業部長で取締役は娘が就いていた。その方は、お金持ちのお嬢さんではあるものの、10年以上ソーシャルワーカー(MSW)として勤務経験がある人なので、専門職としては実力はあり、悪くはない人だった。だけど経営者や総合職としてはセンスがない人だった。
大学や大学院を出たカウンセラーを12名程度、擁してして、半数は海外の大学院の修士号(カウンセリング関係)、残りは日本の大学や大学院を修了した人で構成されていた。カウンセラーはどの人もそれなりに実力があって、それなりに魅力的な方達であった。もちろん私もその中の1人である。
だけど、結局は、試作(企画)の段階で、使われずに捨てられる事になったのである。
動物に例えると、とブードル、テリア、ビーグル、チワワ、ミニチュアロングダックス、柴犬、パグなどがいた感じ。ペットショップを開くとの事で、買って集めてみたが、大して儲けが出ない割に、手がかかる事が分かったので、すぐに閉店し、犬達は殺処分となった様な雰囲気。
私が、ここで学んだ事は、人と物を同じスケールでは測定できないという事と、客観的な適正人材配置が、企業経営には何より大切なのだと言う事。でも、産業界は、コネやツテが多用できる業界でもあるので、これは難しいのかなぁと、痛感した出来事でもある。
なぜか、イタリアのブーツ型の地図を見ていたら、昔の事を思い出したなぁ。
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