今日は本棚の整理をしていた。産業カウンセリング関係の資料も出て来た。「あら、これ読んでなかった」と整理の合間に目を通していた。
東京支部/講演会の記事/タイトルは「間違いだらけのメンタルヘルス対策〜現代型うつ時代の休職、復職支援」
産業医で筑波大学大学院の教員でもある吉野聡先生、曰く。。。
現在は、タイプ別のメンタルヘルス対策が必要になっていて、大きく分けて2つあるという。
◯ 従来型うつ病。。。疲弊防止支援をする事が大切
◯ 現代型うつ病。。。人格的成長支援をする事が必要
人格的成長支援のカギは。。。SOC感覚(sense of coherence)
具体的には有意味感、把握可能感、処理可能感である。
この3つが高いとストレス対処能力が高まるようだ。
なので、SOCの高い管理職の元では、部下も高くなるというデータがあるそうだ。
未熟型人材を育てる上司とは、「未熟な人材を育てる事に意義を見いだし(有意味感)、自己中心的で他責的な部下の心理とその発生背景を把握し(把握可能感)、いつかは会社の役に立つ人物になるはずという楽観性を持った(処理可能感)」人材である。
とのこと。
現場でやっていて、納得の文章だった。
未熟型人材には、若年層というだけではなく、被虐待者や、軽度発達障害者も含まれているのだろうなぁと思っていた。また重複している人もかなりいるだろうし、言うまでもなく重複している人の方が難しいしね。
言うのは簡単だけど、どれもこれも、やるのは大変な事ばかりだろうなぁ。。。
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