今日は、娘と都内のキリスト教系の大学に行っていた。レンガ作りの建物やチャベルがあるからか、女性の参加者が多かった。
模擬授業を2つ受けて来た。「フランスの路上の運動」と「ポテトチップの売上をどう増やす?」というテーマで、フランス文学の先生と、経営学の先生がお話されていた。
前者は、フランス文化の根底にはいつも「人生を楽しむ」と「人間愛」という物があるという。それを壊される可能性がある法案などの成立の時に、市民の路上運動(デモ行進やストライキ)というのが起きるとの事。背景としてジェネレーションギャップが少ないので、老若男女で(100万人規模で)発生し、鍋や釜や笛をたたく、吹くなどして派手な行進が3週間続く(大きなデモ行進は4日に1回だが)。デモ行進が成功すると、法案成立後でも主文撤回があったのだそう(1995年と2006年)。日本の様な国ではあり得ないとも言う。ただフランスでも失敗する時も多い。よくあるケースは、アラブ系の悪い人が入り込み、暴力(ガラスが割られたり)が発生した時点で、デモ終了で、路上運動失敗になるようだった。
成功のカギは、体力と知力の継続なんだそう。面白い国だなと思って私は聞いていた。だけど、この授業もまたまた女ばっかで、55人中男は5名程度。こういう話を面白がって聞くのは、女性か、すごく女性的な少数の男性か、なのかもしれないなぁ。私自身はすごく面白いと思ったけどね。。。
後者は、マーケティングの説明を、細かくしてくれた。カルビーの社員になったつもりで学生に考えさせていた。ターゲットを誰にするかとか、商品を変えるのかとか(塩味だけでなくとか、チップだけでなくシリアルも増やすとか)、お店を(並べる)変えるのか(増やすのか/減らすのか)とか、宣伝は何を使うのかとか、陳列の方法を変えるとか。。。昔は商学と呼ばれていたものだなど、説明してくれていた。さすが、元銀行員兼研究所研究員(民間の)という感じで、分かりやすい説明だったが、その先生の人となりが(その人らしさが)あまり感じられず、少し眠たくなってしまったかなぁ、私は。娘はポテトチップが現実的で分かりやすかったみたいだったけどね。
最後に、チャペルでパイプオルガンの演奏を数十分聞いて帰った。うんちくの説明が長く、皆(素人なので)イライラしていたが、良い音色を聞けて良かったとは思った。
やはり、こちらの学校も、真面目な大人しい学生が多いイメージ。体育会系、やんちゃ系は、やはり女性が多い大学には、あまりいないのかしらねぇ。。。
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